ご閲覧ありがとうございます
僕は航空専門学校に通い、毎日の勉強の成果もあって見事学科内で『総合成績1位』になりました
それにも関わらず、就職活動は誰よりも上手くいかなかったのです
今回はその原因の考察と首席になる為に取り組んだことを記事にします
今学生の方は、成績がどんなに良くても『会社のニーズ』に合わなければ就職試験に合格しません
必要なのは就職面接の練習よりもその会社で仕事をしたい「強い気持ち」と「具体的な理由」ですので参考にしてみて下さい!
首席になる為に取り組んだこと
まず、首席になる為に取り組んだことを紹介します
もともと僕は普通高校の美術科出身で勉強は苦手な分野でした
成績はいつも300人中200番目くらいの中途半端に成績の悪い学生でした
それでも専門の勉強をする人たちの中で首席になれるのです
その方法とは・・・
1. 明確な目標を持ち、プロセスを立てる
まずは自分の目標を明確にすることです
僕が立てた目標はズバリ!『飛行機を作る会社に就職する』ことでした
たまたま、その飛行機を作る会社が成績優秀者上位数名(学年人数100数名中)しか受験することができない会社でしたので勉強する必要があったのです
※もし仮に、受験資格が異なっていたら首席になる事はできなかったと思います
これでまず「目標」を立てることが出来ました
次にその為の「プロセス」です
まずは、1つの科目で成績1番になる事以上に複数の科目で上位3番以内に入ることを考えて勉強をしました
1科目に特化した人は沢山いましたが、どの科目も得意という人はいなかったのでそこを目指すのが最も順位を上げる為には効率が良いと気づいたのです
その為に、得意科目を持っている人各々にその得意科目についてマンツーマンで毎日教えてもらいながら勉強しました
その際はプライドを捨てて、全ての知識を盗むつもりで教えてもらいます
そうでないと相手の人も教える気が無くなりますし、自分も相手の知識をすんなり受け入れることが出来ないからです
納得する基準は、その人と対等の知識で話をできるようになることです
そこまですると、自然と各科目で上位に入る事が出来ました
2. 効率よく勉強するメンタルを身に付ける
メンタルと言っても気持ちの強さではなく、勉強する上で必要な意識を持つということです
具体的にいうと、その分野に対して『興味を持つ』『好きになる』ことです
というのも好きな事はすぐに覚えられますし、興味のない事は覚えられませんよね?
まずは興味を持つよう意識をするのです
僕の場合は飛行機の歴史を勉強し、日本で有名な戦闘機「零戦」設計者の『堀越二郎』を知りました
それからはその人物を題材とした有名なジブリ映画『風立ちぬ』を何度も繰り返し観てマインドセットをしていました
3. 圧倒的な勉強時間確保
その道を極める為には、圧倒的な『勉強時間』『作業時間』が必要です
僕の通っていた学校は「通学生」と「寮生」の2種類の学生がいました
通学生は学校の敷地内に寮がある為、通学時間がほぼゼロです
それに対し僕は「通学生」で通学に往復3時間かけていました
というのも寮に入る為にはお金がかかり、家の事情を考えると通学がベストだった為です
とはいえ一見不利に思えますが僕はこの状況を有効活用しました
通学の為に誰よりも早く起き、通学時間の3時間全てを勉強の時間に充てました
家にいる時間の大半(食事・お風呂・睡眠を除く)も勉強に注ぎ込みました
とはいえ、人並みに友達と遊んだり、彼女に会う程度の息抜きはありましたので、誰にでもできる範疇です!
それでも、その積み重ねの成果があり首席になることが実現できました
就職活動が上手くいくまで
1. 目標としていた1社目
これまでの勉強の成果もあって首席になることができ、目標の会社を受けることができました
受験者は同じ学校から4名いましたが、結果から言うと最終面接を名古屋まで飛行機に乗って受けに行きましたが、僕一人だけ”落ちました”
学生3年間の目標だっただけあって、相当落ち込みました
これが人生で初めての挫折経験でした
2. 全然興味がなかった2社目
1社目の不選考での挫折を引きずったまま、わずか2週間後に2社目の最終面接を受けることとなりました
2社目は原子力発電所を作る大手企業でした
これ以上ない良い話だったのにも関わらず、気持ちを切り替えることができず落ちました
それはそうです!全く興味のないブランド名が大きいその企業について、何も調べもせず、面接の練習もせず試験を受けに行ったのですから・・・
神奈川県までまた飛行機に乗って試験を受けに行ったのにまた駄目でした
他の人90%は皆、就職先が決まっていて焦り始めますが
「自分なんかじゃどこにも行けない」と自暴自棄になりました
3. 急な閃きで受けた3社目
3社目が今僕が働いている会社なのですが、受けた理由は”何となく”です
別にロボットに興味があった訳でもなく、唯一理由があるとすれば
ぼーっとしている時に「これからの時代、ロボットじゃね?」って思った為です
しかし、この閃きから10秒後には学校に電話で「この会社受けさせて下さい」と言っていました
電話の向こうで先生は驚いた様子で「もう募集終わってるよ」と言いましたが
僕はそれでも「一回聞いてみて下さい!お願いします!」と駄々をこねました
その結果、その週末に試験を受けることができました
また飛行機に乗って、今度は神戸に行きました
今度は志望動機もペーパーテストの準備も何もせず、勢いだけで乗り込みました
しかし、そのお陰でどんな質問にも自分の本心で答えることができました
結果としては無事合格し今に至ります
落選(落ちた)と合格(受かった)の理由
1. 完全なマニュアル受験
試験の為に「筆記試験対策・面接練習・会社についての勉強」など入念な試験対策をして試験に臨みました
ではなぜ駄目だったのでしょう?
「準備をし過ぎたのです」
過去5年分の試験内容(面接の質問内容・試験内容・試験の流れ)を徹底的に調べ全ての回答を準備しましマニュアル化しました
「この質問にはこう答えるのがベター」「志望動機・会社でしたい事」も全て無難な物を準備し丸暗記
これが完全に採用のプロには見抜かれていたのでしょう
そんな上っ面ばかりな僕は不採用だったのです
2. 自分の気持ちが明確か
まず1社目を受けた理由は「ずっと目標としていたから」です
その会社を受けた理由と本当の自分の目標がズレていたのです
確かに目標を設定した2年前はその会社で働きたいと思っていました
しかし、勉強をしている2年間の間に目標は変わっていたのです
本当に自分のしたい事を考えず、公にしていた自分の目標を達成する事しか考えていなかったので、その会社に全然気持ちがなかったのです
その結果、2年間ずっと準備しましたが落ちました
最後の最後にボロが出たのです
3. 完璧は求めてはいけない
今までの目標なんてものは「途中で投げ出して方向転換しても良いのです」
一度掲げた目標があっても、その過程で気持ちが変わるなんて事は自然なことなのです
その心変わりより一貫性を重要視した為に、何も得られなくなるのは勿体ないことです
もちろん一貫して何かに取り組むことは大切です
しかし、それ以上に「その時その時したい事を全力でする」ことの方が僕にとってはもっと重要な事だと知りました
そして自分には足りない部分があるということを自覚し、謙虚である事も相手に自分を魅力的に見せる方法の1つなのです
手くいかなかった過去に対して今思うこと
「未来を変える事はできないが、過去は変えられる」という言葉を聞いた事はあるでしょうか?
過去の失敗は成功の糧にできます
成功の糧にすることができれば、「失敗」を「経験」と呼べるようになります
僕はこの時目標を達成できなかったことによって「プログラミング知識」や、出張によって「日本全国制覇」「海外での仕事」を経験することができました
この経験のおかげで、この記事を書くことができるのです
この記事を読んでいる”あなた”も、もしこれから失敗したら、それを経験と呼び、成功に繋げられるよう頑張ってみましょう!