こんにちは。
転売のお陰で好きな”スニーカー”が手に入れられず、お金が貯まるマイキです。
今日は転売についての記事を書いていこうと思います。
まず、転売とは”買った物を、他に売り渡すことです。
近年転売を本業・副業として活躍している方も多く、いわゆる転売ブームが起きています。
この記事では転売に対して中立的な立場から、”魅力”と”問題”を記載します。
あ、先に言っておきます。詳しいですが、僕は決して転売していませんから!
一部の人しか儲からないし、部屋が物で溢れるし(無在庫は別)、何よりスニーカーが好きなので!
転売は正義か悪か
そもそも転売についてですが、1つの商品に対する需要数と供給数が一致しているのであれば転売は起こりません。
例えばスポーツブランドの”NIKE”ですが、毎週のように限定商品を販売しています。商品に特別感を与え、商品点数を少なくする事で購買欲求を大きくするのです。
この戦法は転売屋の格好の餌食となります。しかしながら、確実に転売屋が参加しSold outする事を理解している為、より一層の購買欲求が生まれるのも事実です。
本当に欲しい人に定価で渡らなくなってしまうのは残念な事と思いますが、転売が存在する為に、より一層商品価値が向上する事例も存在するのです。
また、本当に欲しいコレクターにとっては、抽選漏れなどで手に入らなかった商品も、お金次第で確実に入手することが出来ます。確実性を買う事ができるという意味では100%悪とも言い切れません。
2017年のクリスマスに”ニンテンドースイッチを買占める転売屋が多発”した為、供給が追いつかないと言う事件がありました。子供にプレゼントを買ってあげたいと言う親心を利用した転売でしたので、完全に悪でしたね。
商品市場によって転売の正義・悪は大きく分かれるのではないでしょうか?
転売の流れ
転売は楽な商売と思われがちですが、実際に副業として転売で月に約10万円コンスタントに稼いでいた方の話を聞き、転売の方法を知りましたので記載します。
結論から言うと、方法にもよりますが楽ではありません。
その方もその商売があまりにトレスだった為、完全に足を洗ったそうです。
言葉で説明するとあっさりしているので簡単なのかと思う方も居るかも知れませんが、これが結構難しいのです。上記詳細を説明させて頂きます。
1. 転売の対象となる商品を選ぶ
転売の対象は「ファッション」「アニメグッズ」「生産限定Blu-Ray」等様々です。特に今転売業界のターゲットとして大手は「スニーカー」や「フィギュア」です。今までは日本人のみが日本で購入し日本で転売を行なっていました。しかし近年では中国人転売屋が多く、日本で購入した商品を日本で転売、中国で転売するケースが増えています。
特に非道である場合は、安価で”スーパーコピー”を作成し世界中で売り捌くなんて事も起っています。事実クオリティは日に日に向上し、マニアの当人達でさえ本物と見分けが付かない程です。
フィギュアのクオリティは日本が進んでいる為、コピー品を掴まされる事は限りなく少ないと思いますが、スニーカーに至っては生産国で本物も偽物も作られている訳ですから完全にわからないですよね。
2. 商品を購入する
この工程が最も難しく、転売屋の心を折るポイントかと思います。
[1. 転売の対象となる商品を選ぶ]で商品を選んだ後、入念な準備を行います。販売時間・購入ルートを決め・中にはbotという自動購入操作ソフトを購入してコード作成(botにどんな手順で購入操作してもらうかを予めプログラムしておく)する者までいます。
そこまで準備しても、抽選に外れればその努力も水の泡です。
具体的には朝早くから直接店舗に行って行列に並ぶ方法と、アプリやサイトにて販売開始に張り付く方法の2つがあります。
確率としては、直接店舗に行くほうが手に入りやすいようです。(それでも商品によっては1/30なんて低確率の場合もあります。)
しかし、朝早起きして行列で一番前に並んでも抽選で外れるなんてそれは心が折れますよね。
そこまでして何とか手に入れると、逆に愛着が湧いて売りたくなってしまう事もあるそうです。
3. フリマやオークションを使用し販売する
[2. 商品を購入する]でようやく手に入れた商品を、販売する手順です。
多くは「メルカリ」や「ラクマ」「ヤフオク」を用いて販売する方法です。
試しに「メルカリ」の検索欄に「Supureme」と入力してみて下さい。明らかに価格設定のおかしな商品ラインナップが出てくるはずです。
しかし、本当に好きな人からしたら1枚に2万円のTシャツも欲しくなるのです。
話を戻しますが、販売時はどれだけ価格を吊り下げて、尚且つ早急に売るかが勝負になるようです。(中にはあえて価値が上がるまで手元に置いて価格設定が高くなった頃に売り出す事もあるようです。=「寝かせ」と言う)
価格を上げ過ぎると売れ残り、自分で使用する事になったり定価以下での販売を余儀なくされる事もあります。
かと言って苦労して購入した商品を安価に売りたくないという気持ちも生まれます。
また、ここまでの工程を踏んで、生まれる利益は「スニーカー1足」で多くても1万円です。(中には5万円の利益に繋がる事もあるようですが高額な為、売れ残る事も多い)
中々転売業も苦労されているようですね。
転売の法的問題
ここまで聞いたけど、「転売って違法じゃないの??」って思う方もいるかも知れませんね。結論から言うと、基本的には違法ではないです。2019.6.27現在にて
転売を直接取り締まる法律はありません。
しかし注意が必要なのが、「コンサートのチケット」等のチケット転売は”チケット転売規制法”にて違法行為と認められます。
また、転売行為を古着屋のような販売業として営む場合、公的な許可が必要になります。許可を得ずに行うとそれは違法行為に当たるようです。
また、アプリやサイトを使用して転売を行う場合は「すり替え」や「購入者都合での返品」などトラブルが発生する事があります。
個人の信用により成り立つ売買の為、トラブル発生時は自分で解決しなければならない場合もあるのが現状です。
お金と商品が宙に浮いたまま1ヶ月間取引が続くなんて事もある為、そういった
ストレスにも注意が必要です。
まとめ
転売の対策は今後さらに厳しくなり、副業とするには中々難しくなってくる事が予想されます。
転売はその時その時のニーズに合わせた目先のお金しか生む事ができない為、常に情報を収集する努力が必要になります。
それなら、今から自己投資を始め自分の能力をお金に変えるという方法を取る事も視野に入れてみてはどうでしょうか?
今後活かせるスキルについては以下2つの記事に記載しています。
本当に欲しい人に定価で届ける為にも、”悪質な転売”はなくなる事を願います。
以上