こんにちは。マイキです。
仕事の休憩中、会社の先輩やお客さんと雑談するタイミングってありますよね?
その時どんなお話をしていますか??
まさか、話をしないとか、休憩すら一緒にとらないなんて事ありませんよね?
僕は正直、雑談が苦手でした。年代も違う、趣味も違うのにどんな話をしたら良いのだろうと悩んでいました。
それでも本を読んで、ネットで調べて、1つの結論に辿り着きました。
「わからない事を無理に話す事はない。大切なのは話そうという姿勢。」
そう考えると凄く気持ちが楽になったので、詳細を以下に記載させて頂きます。
雑談の意味・メリット
まずは雑談とは何か、という所から入りましょう。
雑談:とりとめのない談話。よもやまの話。google引用
とりとめとは、締りのない。まとまりがない。よもやまは、様々なという意味です。
つまり要約すると、雑談とは「ゆる〜く中身のない話をする事」なんですね!
雑談が上手できると初対面の相手からの信頼をいち早く得られますし、仕事の場合は相手のニーズを引き出す便利なツールになります。社会人になったばかりの若い方は特に意識して身につけたい能力の1つですね。
とはいえ難しそうに説明していますが、雑談とは誰にでも備わっている標準的な能力なのです。
じゃあ皆、すでに雑談出来るの?
答えは”イエス”です。しかし、出来る事と優れている事とは全く異なります。
例えば、多くの人は100m走を完走する事が出来るかと思います。しかし、100m走を10秒で走りきる人はそう多くはないかと思います。
雑談にて、100mを10秒で走るような優れた能力を身に付ける事ができれば人間関係はより有意義なものとなり、仕事だけでなく恋愛においても自分の思った通りに相手を誘導出来るようになります。
また、雑談は過酷なトレーニングをしなくても意識1つですぐに改善できます。
次にその為の方法をご紹介します。
雑談力をする際に意識すべきポイント
”雑談力は経験はもちろんですが、意識により高める事が出来ます。”
基本は相手の気分をあげる事が重要ですので暗いネタは厳禁です。
「暑くてしんどいですね」「ストレスたまりますよね」等グチを言われて喜ぶ人は居ませんよね。雑談は相手のメリットを考えて行うのが鉄則です。
雑談力を高める際の会話の切り口は以下のたった3つです。難易度の低い順にご紹介します。
雑談が苦手という方は、まずは”1”から試してみて下さい。
- 相手の興味のある話を引出し、その話に乗っかる
- 当たり障りのないネタをこちらから提示し、話題を広げる
- 相手のメリットになるネタを提供する(要勉強)
1. 相手の興味のある話を引出し、その話に乗っかる
これはまず、相手の話を一語足りとも漏らさず、自分の会話のフィールドに入る内容を探す事が重要です。どんな事でも構いません。
例えば、初めてのお客さんの所へ伺った際、「今日はよろしくお願いします。こんな暑い日に来て頂いてありがとうございます。」と言われたとします。
この言葉は社交辞令ではありますが、拾える内容があります。
まず、”暑い日”というワードです。これに対しては自分の経歴から話を広げるチャンスです。
「野球部出身だったので暑さには強いんです!」とか「こんな暑い日はビールが楽しみです!」と言った相手に伝わりやすいネタを提供すると、反応しやすくなり、大抵の場合相手が更に話を広げてくれます。
まずは自己開示をして、自分の事を相手にわかってもらう事、沈黙を作らないよう意識してみましょう!
2. 当たり障りのないネタをこちらから提示し、話題を広げる
”きどにたてかけし衣食住”と言う言葉を知っていますでしょうか?それ以外にもいくつかあるようですが、会話に困ったらこのネタを使おうと言うネタの頭文字を取って”きどにたてかけし衣食住”です。まず、これらの内容と、具体的な会話内容をご紹介します。
- き = 季節について(「最近暑いですね、普段海とか行かれますか?」)
- ど = 道楽(「明日はお休みですね。何かご予定あるんですか?」)
- に = ニュース(「事故ありましたね。最近車も危ないと感じません?」)
- た = 旅(「来週京都に行くんですが、行った事ありますか?」)
- て = 天気(雨続いてますね。洗濯物とか困りませんか?)
- か = 家族(「こないだ妹の誕生日で。お子さんはお幾つですか?」)
- け = 健康(「最近猫アレルギーになって。アレルギーあります?」)
- し = 仕事(「年度末ですね。やっぱり忙しいですか?」)
- 衣 = 衣類(「良いネクタイですね。どこでご購入されたんですか?」)
- 食 = 食事(「この辺り美味しいランチのお店とかありますか?」)
- 住 = 住居(「ここは住みやすそうですね。出身はどちらなんですか?」)
いかがでしょう?テンプレート的な内容になりますが、誰にでも当たり障りのない内容で確実に雑談に結び付けられる為オススメです。
ただ注意すべきなのは、人それぞれタブーが存在する事です。
例えば政治の話や野球の話は一部考えに派閥が存在する為、相違がある場合に逆に話が盛り下がる危険性があるので注意が必要です。
また、家族の話についても離婚・病気など、重い内容があるとその後の会話にも悪影響を及ぼす場合がある為注意が必要です。
上記リスト中でも、食事・仕事については特に話題が広がり、誰しも関心のある内容なので、特にオススメさせて頂きます。
3. 相手のメリットになるネタを提供する(要勉強)
これは難易度が高いです。と言うのも相手の興味のない事に興味を与えるか、相手の求めている内容に答えられるだけの知識を有している必要があります。
その為の勉強・準備が必要になりますが、これが出来れば相手の心をグッと掴む事ができます。
例えば相手の来週行く旅行先に関して、こちらからオススメのスポットを提示するなど、相手に有意義な情報を与える事が出来れば短時間でより深い関係を築ける為、可能であれば実践してみて下さい。
雑談までの流れ・タイミング
雑談をすると言ってもいつでもすれば良いと言う訳ではありません。
稀に真剣に仕事に取り組んでいる人に唐突に雑談を始める人が居ますが、それは逆に嫌われる原因になる為絶対に行ってはいけません。
雑談を始めるタイミングは以下です。
①挨拶後 ⇨ 第一雑談(最初は当たり障りのない天気の事など)
②休憩時 ⇨ 第二雑談(出来るだけ明るい話題で仕事とメリハリを付ける)
③仕事後 ⇨ 第三雑談(覚えて次回会うまでもらえるような印象的な内容)
①まず挨拶は徹底しましょう。「こんにちは」次に名前を名乗る。「○○商事の△△です」一言述べる。「本日はよろしくお願い致します」
その後、簡単な雑談。「最近儲かっているようで!やはりお忙しいですか?」
②仕事や会議の合間に気軽な話を「そういえばここの近くのお蕎麦屋さんが美味しくて・・・」共感を得られる内容がベターですね!
③仕事の後から別れまで「こういった議題はなかなか纏まりませんよね。けどお陰様で今日は順調に進みました。本日はありがとうございます。」仕事の内容で相手を褒めるとその日はスッキリ終わり、印象も良くなります。
上記はあくまで一例ですが、意識して取り組んでみてください。
まとめ
雑談はすぐに誰とでも上手く行える事ではありません。しかし、積極的に話を提供してくれる人に悪い印象は持ちにくいものです。
苦手と感じていても回数をこなせば慣れてきますし、少しぎこちなくても馴れ馴れしい態度を取るより遥かに好印象をもたれます。
そして、仕事を出来る人の特徴として人付き合いや雑談力は必須項目なので、この記事を読んで頂けたら是非参考にしてみて下さい。
最後に、私も参考にした雑談に関する本を2冊ご紹介させて頂きます。
①超一流の雑談力
②雑談力が上がる話し方
①は普段から使えるフレーズや、雑談の考え方の基本が記載され、学生や若手社員といった社会人経験が浅い方に読んで頂きたい一冊。
②は雑談に意味はないと言う切り口で進んで行きますが、意味がないから価値があると言う前提での雑談が記載されています。
参考までにどうぞ。
以上