「学生の頃はアレルギーなんて無かったのに・・・」
20代、社会人になって突如、今まで大好きで普通に食べていた物が食べられなくなりました。僕にとって、世界で一番好きだった食べ物は”柿”で、特に熟する前の齧るとシャリっとするタイミングの柿が好きで、秋を楽しみにしました。
21歳の秋、例年通り近所のスーパーで柿を買い、家で皮を剥かず・切り分けずに噛り付きました!半年以上待ってようやく食べられた大好物は凄く美味しかったです!
しかし、それ以降、僕が柿を食べる事はありませんでした。
食べている最中は全く問題なかったのですが、丁度食べ終わって手を洗っている時です。「何か、喉が痒いな・・・耳の奥も痒いな・・・何んだろう・・・」直ぐにグーグルで調べました。症状から答えは直ぐにわかります。口腔アレルギーです。
口腔アレルギーとは
果物や野菜を食べた際、約15分以内に唇や口の中にイガイガ感・かゆみ・腫れなどのアレルギー症状があらわれる病気です。 口腔アレルギー症候群は、食材と花粉中に類似する物質がアレルギーを起こすことから、花粉症と関連があるといわれています。
また、花粉アレルギーのある人が、その花粉と似たアレルゲン(たんぱく質)をもつ果物などを食べた場合に、交差反応※1をおこして発症するものです。果物以外にも野菜や大豆にて発症する場合もあるようです。
※1:交差反応とは、花粉と果物などのように異なる物質であっても、アレルゲンとなるたんぱく質の構造が似ている場合に発生するアレルギー反応のこと。
症状が発生した場合は早急にアレルギー専門医のいる医療機関を受診しましょう。ショックなどの激しい症状の際は総合病院の救急外来へ!
併発したアレルギー症状
その後、柿以外にも様々な食べ物でアレルギー症状が現れました。
- りんご
- いちご
- 梨
- 桃
- さくらんぼ
- 大豆
- アーモンド
- ピーナッツ
- くるみ
果物だけでなく大豆やナッツ類でも発症するのは辛いです。何せビールのおつまみのピーナッツは鉄板ですし、大豆がダメだと豆腐やもやしも食べられません。正直、結構凹みました。
予防法は??
アレルギーは疲労や寝不足、風邪、ストレスによって免疫系のバランス乱れも原因としてあるようです。普段から健康的な生活を送る事でアレルギー発症を予防することは可能なのかもしれません。
既に発症しているアレルギーは??
中にはその日の体調により、アレルギー症状が現れなくなるケースも存在するようです。僕の場合、いちごもアレルギー症状の対象でしたが、先月いちご狩りに出かけ、様子を見ながら30個のいちごを食しましたが、症状は出ませんでした。
とはいえ、危険なので上記は絶対に真似せず、専門医に相談の上少量の摂取から試みてください!!
また、好きなものを食べられない場合、確かに辛さはありますが、代わりに別のものを食べるいい機会にもなります。僕は好物の柿が食べられなくなったショックから、高級フルーツのシャインマスカットを食べるようになりました。
自分のアレルギーを言い訳に他の美味しい食べ物を食べられるなら、アレルギーも悪い事ばかりではないのかも知れません。
とはいえ、食べすぎも良くないですけどね・・・以上