[voice icon=”https://maikiam.com/wp-content/uploads/2019/07/img_2177.png” name=”来週から旅行する
社会人” type=”l”]「飛行機でワイヤレスイヤホンって使えるの?」
「Bluetoothはなんで使っちゃいけないの?」
「ゲームはしても良いの?」
[/voice]
出張や、帰省、国内から海外旅行の際に飛行機に乗る方が増えてきましたが、
今だにはっきりしない疑問は飛行機で無線機器は使えるのか?
今回は、飛行機の整備ライセンスを持っている僕がこの疑問に回答していきます。
大丈夫だと思って使ったら怒られた!何てこともあったので合わせて紹介します!
[kanren postid=”2667,2568″]
無線・ワイヤレス機器は使えるのか?
早速タイトルの回答になりますが、
使える場合もあるし、使えない場合もあります。
回答になってないじゃんって気もしますが、以下の条件によって使えない場合があるのです。
[aside type=”boader”]
- 飛行機によって違う
- 使う機器によって違う
- 航空会社によって違う
[/aside]
[aside]注意事項
以下に記載の内容はあくまで目安ですので、正しくは登場時にCAさんに聞いてからご使用下さい。[/aside]
航空会社によって違う
航空会社によってもルールが異なる点に注意が必要です。
今回は国内の航空会社に絞って紹介していきます。
航空会社 | 使用可否 |
---|---|
ANA | 一部を除き可 |
JAL | 一部を除き可 |
エアドゥ | 一部を除き可 |
スカイマーク | 使用可 |
ピーチ | 使用可 |
エアアジア | 使用可 |
ジェットスター | 使用可 |
こう見ると、ほとんどの航空会社で使用可能ですね。
しかし、ANA,JAL含む一部の航空会社では機種によって使用に制限があるので見ていきましょう。
飛行機によって違う
飛行機の機種によって使えない場合があります。
具体的にどんな機種なら大丈夫かというと航空会社でも異なることがありますが、主に以下の飛行機になります。(多く使われている機種を紹介します)
[box class=”blue_box” title=”ボーイング社”]
737-800
767
777
787
[/box]
[box class=”blue_box” title=”エアバス社”]
A320
A321
[/box]
[box class=”blue_box” title=”ボンバルディア社”]
CRJ-200
DHC8-Q400
[/box]
[box class=”blue_box” title=”エンブラエル社”]
EMBRAER170
EMBRAER190
[/box]
機種の名前を言われても何のこっちゃという人が大半かと思います。
機種については、航空券や座席のポケットに入っているものをご確認下さい。
使えるタイミングがある
基本的には、離陸滑走中は無線機器の使用はできません。
理由については、後述の『どうして電波を使っちゃダメなの?』に記載します。
どうして電波・ワイヤレスを使っちゃダメなの?
そもそも、どうして電波を発する機器を使っちゃいけないのでしょうか?
その大きな理由は、安全性に悪影響があるからです。
え、どういうこと?と疑問に思いますよね。では早速紹介していきます。
安全な航行の悪影響になるから
飛行機が飛んでいる間、指示器(車で言うメーターやカーナビのようなもの)は地上にある管制塔や基地局(電波局)から常に情報をもらっています。
離陸や着陸の際は、操縦の正確さが要求されるので特に細かい情報が送られてくるのですが、その際にスマホの電波が邪魔をする場合があるのです。
スマホの電波が邪魔をすると、指示器の指示が乱れる可能性があるので、安全に飛ぶことができなくなってしまいます。
カーナビで例えるなら、10m手前で急に「右折して下さい」と言われるような状態が起こります。
飛行機でそんなことが起こったら他の飛行機とぶつかる可能性もありますし大変危険ですよね。
アナウンスが聞こえないから
国際線でよく注意されるのがコレですが、アナウンスが聞き取れないためワイヤレスに限らずイヤホンは外せ!と言われることが多いです。
特に離着陸時はトラブルの発生が多いです。上昇中や降下中も注意してアナウンスを聞けるようにしておきましょう。
機内モードでスマホやゲームを使うのは良いの?
国内線ならあまり指摘を受けることはないと思いますが、国際線なら離着陸時のほとんどの場合に注意を受けるでしょう。
おそらく、揺れる状況でのゲームなどは危険だからということでしょう。(飛行機が揺れたときの衝撃でゲームを落とした際に取り出せなかったりするので・・・)
反抗すると飛行機を離陸できない。なんてこともよくあるので、素直に聞き入れるようにしましょう!
大丈夫だと思ったら怒られた事例
これまでの内容の復習になりますが、実際に海外に行く際の飛行機で経験した事例になります。
こんなことで怒られるの?という内容のものもあるので、参考にしてみて下さい。
タブレット・ゲーム
2018年、中国シンセン行くときの話です。
離陸後しばらくして巡航に入ったので、暇つぶしにタブレットやゲームを取り出したところ怒られたことがあります。
おそらく電波を発していると誤解されたのでしょう。中国語が話せれば説明できたかもしれませんが、この時は素直にしまうしかありませんでした。
有線イヤホンでの音楽視聴
こちらは2019年オーストラリアに行ったときのこと。
有線での音楽視聴は大丈夫だろうと思って音楽を聴いていたのですがいきなり外されて「No!」と言われました。
おそらく何か大事なアナウンスをしていたのでしょう。片耳を空けておけば良かったのかなぁと思います。
読書
2019年、中国ペキンに行ったときのこと。
離陸時、読書は大丈夫だろうと思って本を読んでいたら怒られました。
離陸時は揺れて危ないので何もせず、じっと座っておくことがベストのようです。
海外便は厳しい
結論になりますが、海外の航空会社は日本の航空会社と比べて機内での行動も制限される印象です。
以下に国内と海外の基本的な制限を記載します。
[box class=”blue_box” title=”国内の航空会社”]
スマホ・ガラケー・ポケットWi-Fiは機内モードなら使用OK
機器間のワイヤレス通信は、常時使用可能なことが多い
航空会社・飛行機の機種によって制限がある場合がある
[/box]
[box class=”blue_box” title=”海外の航空会社”]
機内モードの説明が英語でできないならスマホ・ガラケー・ポケットWi-Fiの使用は控える
機器間のワイヤレス通信は、航空会社によってNGな場合がある
[/box]
もしワイヤレス通信が原因で飛行機の運行を遅らせてしまうと、多額の損害賠償を請求されることもあります。
事前に航空会社のルールを確認して旅行・出張に出かけるよう心がけましょう!
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